印刷会社さん/デザイナーさん向けのDM基本情報(郵便編)

いつもお世話になっております。

今回は、印刷会社さん/デザイナーさんよりご質問を受けることがあるため、
データ作成時における基本情報をご紹介したいと思います。

広告郵便のルール

多くの方にとってもっともなじみの深い割引発送方法と思われます、広告郵便(日本郵政)の基本ルールをご紹介いたします。

広告郵便について(郵便局ホームページへのリンク)

郵便物(手紙またははがき)のうち、差出人自身の「商品の広告」、「役務の広告」、「営業活動に関する広告」を目的とし、同一内容で大量に作成された印刷物として認められたものの料金を割り引きます。

1回の発送で、通常2000通以上の発送で割引発送が使えます。
(※1000通以上の発送物があれば、あて先にバーコード(郵便局指定)をつけることで5%の割引が効きます)

また、広告郵便を適用するためには下記の通り表記する必要があります。

※差出事業所を記載する必要はないため、弊社にご依頼いただく場合は無記載にてお願いします。
※2013年6月現在、3本線(7日程度の猶予)は50000通以上の発送となっておりますので多くの場合左側の表記になります。

はがきのサイズ

はがきのサイズは基本的に長方形の紙に限られています。
その規程サイズは、最低サイズ:140mm×90mm/最大サイズ:154mm×107mmと規程されており
重量が2g~6g以内(ラベル含む)となります。
A6サイズが148mm×105mmですので、はがきのおおよそのサイズはA6サイズです。

また、Z折り圧着では厚さ/サイズを十分に検討しないと6gを超えてしまうことになります。

印刷会社によるとは思いますが、

用紙:マット/コート:90kg
仕上がりサイズ:148mm×100mm
展開サイズ:148mm×290mm

あたりに設定しているかと思います。

宛名面の広告サイズ

宛名面の広告サイズについて悩まれている方がいらっしゃいますが、この問題については
郵便約款23条に記載されています。

(4)通信文その他の事項
(郵便葉書の下部2分の1(横に長く使用するものにあっては、左側部2分の1)以内の部分に記載していただきます。ただし、あて名及び受取人の住所又は居所の郵便番号と明確に判別できるように記載する場合にあっては、この限りでありません。)

となっておりますが、切手+宛名面がしっかりと判別できれば広告サイズに規程なしとなるようです。
しかしながら、宛名面に関しては広告サイズを1/3程度に抑えた方が広告媒体としてすっきりした印象になりますので通常は小さめにデザインしていただいたほうが良いと思います。

宛名ラベルのサイズ

弊社にてご用意している宛名は通常12面ラベルのものとなっております。
弊社の12面ラベルは86mm(横)×42mm(縦)です。

デザインを作成する場合は、最低でもこのサイズはあけて下さい。
極力、正確な作業は心がけていますが、上下左右で1cm程度開けてデザインを制作いただきますようお願い致します。

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